2014年10月27日
藤屋内匠(ふじやたくみ)

藤屋内匠(ふじやたくみ) 業種: 和菓子製造・販売
住 所:〒520‐0043 大津市中央3丁目2-28 定休日: 日曜日・祝祭日(不定休)
電 話: 077‐522‐3173 営業時間:9:00~18:00
FAX: 077‐524‐4661 駐車場: あり(台数:4台 )
E-メール:fujiya1661@agate.plala.or.jphuji
HPアドレス・リンク先:http://www.e510.jp/fujiya-t/


・お店の説明・お店にまつわるエピソードなど
寛文元年(1661年)「鶴屋仁兵衛」として和菓子屋を創業いたしました。将軍綱吉公に鶴姫様ご誕生につき、鶴と言う詩は、恐れ多いゆえ、徳川家とご縁のある伏見の宮様より元禄十五年(1702年)「藤屋内匠」の屋号を仰せつかりました。
大津の上菓子仲間十九軒の内、条目帳によりますと、唯一の京都御所ご用達で、京都所司代、大阪城代、大津代官所、石山寺、三井寺、膳所城、若狭藩等の蔵屋敷の御用を仰せつかりました。
材料吟味の上、厚生大臣表彰の衛生的な工場で食の安全・安心を心がけ、春夏秋冬の四季と物語を表わしています。
・大津画(おおつえ)落雁(大津画九種の和三盆(わさんぼん)打ちもの)
・近江八景糖(近江八景の和三盆(わさんぼん)打ちもの)
・湖水月(こすいげつ)(満月の形の栗入り羊羹)
これらのお菓子は200年以上変わらない味です。
・大津の宮(1300余年の歴史の彩) ・志賀の月(大津の宮への時空の旅)
・僧兵サブレー(弁慶の釣鐘の形) ・湖の子サブレー(県鳥カイツブリの形) ・カステラ(ポルトガル伝来の味)
・こだわりやアピールしたい事
・安全・安心・地産・地消の材料で製造販売
・江戸時代から現代まで、全国第一の菓子木型を保有して、本点と大津歴史博物館に一部展示しています。
・これからのお店の展望
・びわ湖大津を中心として、四季、文化、物語を表し、人間の五感に残るお菓子づくりに心がけたい。

(取材者のコメント)
江戸時代初期に創業された滋賀県で一番伝統のある和菓子屋さん、屋号について由来から、現在「鶴屋」を屋号にするお菓子屋さんは、元禄期以後の創業ではないかとのこと。創業期からのお菓子の木型が大切に保存され、お店に展示されている。店主様は代々「遠藤仁兵衛」を名乗られ、商品には琵琶湖の四季や大津の歴史物語が表されている。伝統のある和菓子の味とともに、港町・宿場町として大いに栄えた大津の歴史を今に伝えているお店です。